冬虫夏草の成分
マンニトール(虫草酸)
マンニトールは、血管を拡張させて血流を改善する働きから
狭心症や心筋梗塞を予防する効果が期待できます。
血圧調節効果があることから高血圧が原因の耳鳴りにも効果があるらしい
糖アルコールの一種なので血液中で吸収されにくく血糖値の上昇が抑えられます
この性質を利用して糖尿病や低炭水化物ダイエットを行っている人たちに利用されています
食物繊維などと同じで、小腸で吸収されない為に、腸内環境を整えて便秘解消に繋がります
また、利尿作用も高いため、体内の余分な水分や老廃物を排出し、むくみ解消の効果もあります。
過剰に摂取すると腸内にガスのたまる鼓腸や下痢の原因ともなります
βグルカン(ベータグルカン)
健康な身体に癌細胞が発生したとき、これを退治する主役をになうのがNK細胞と呼ばれる
免疫細胞です。
NK細胞は加齢とともに体内で生産される数を減らし、その活動も鈍ってきます。
高齢者にガンが多いのは、このNK細胞の不足せが一因と考えられています。
βグルカンはNK細胞の働きを活性化することによって、免疫機能を高める働きをもつ注目の成分です。
βグルカンは多くのキノコ類に含まれている成分ですが、冬虫夏草はキノコ類の中でも特に多くβグルカンを含んでいることが知られています。
エルゴステロール
ステロールの一種で多くのキノコ類に含まれている物質。
エルゴスタン骨格を持つ脂溶性物質。
紫外線を受けビタミンDに変化します。
ビタミンDは細胞の代謝を阻害することで、レモンの10倍の抗酸化作用を発揮し
動脈硬化や老化の予防に効果があるそうです
ビタミンDはカルシウムの吸収を助けることから、血液の凝固や体液のバランスを保つ効果も
えられます。
愛媛大学の研究では肉腫を移植したマウスにエルゴステロールを経口投与すると、
肉腫の増殖速度が著しく低下することが解っています
エルゴステロールには癌細胞を直接殺す働きはありませんが、
腫瘍中の血管新生を阻害することで細胞の分裂を抑制するものと考えられています。
SOD(活性酸素除去酵素)
SODは、遺伝子や細胞、血管などを傷付けて体の老化を加速させる活性酸素を還元・中和して取り除く働きを有しています。脳卒中や心筋梗塞、がん、糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病の予防・改善に役立つと言われています。体内で発生する活性酸素は細胞内のDNAを損傷して脳卒中や心筋梗塞、ガン、白血病、糖尿病、動脈硬化などさまざまな疾病リスクを高めます。SODはこの活性酸素を瞬時に還元する酵素で、一般的に40歳以降になると体内のSOD生成量が減少するため、生活習慣病のさまざまな症状が引き起こされる一因になっていると考えられています
SODの体内生成量が減少する40代以降では、外部からSODを摂取・補給することが必要です。